こんにちは。tokyo mooonの篠崎です。OFF株式会社で製造の責任者をしています。
みなさんは、海外で働きたいとは思いませんか?大麻合法国においては、ウェイク&ベイクや、寝る前の一服など、何でもかんでもやり放題です。そんな願いを叶えるべく、私はタイに飛びました。
自社は社員のグローバルな活動を推奨しており、ネットが繋がる場所なら世界中のどこでも働くことができます。PC業務が主な方はもちろん、CBDリキッドやオイル制作等、ゴリゴリの製造業に従事している私でも、誰でも大麻合法国で働くことが出来ます。製造業でリモートワークができる会社はなかなか無いと思います。
この記事では、私がタイでどのような生活を送ったのか、私の視点から見るワーケーションのリアルをお伝えします。
ワーケーションを通して感じたメリット
本題に入る前に、ワーケーションとは何か、少し整理しておきたいと思います。
ワーケーションとは「work (ワーク) と vacation (バケーション) を組み合わせた造語で、旅行先でリモートワークを行うこと」を指します。
製造業務が主な自分は、多くの仕事を他人に引き継いで、タイに向かうことになります。組織として局所的にはデメリットがありますが、悪いことばかりでは無く、以下、メリットについても書き連ねようと思います。
①グローバルに働けるで人材を育成する
コロナを経て、人の働き方はリモート中心になりつつあります。ワーケーションはリモートワーク時の「場所を選ばずに働きたい」というニーズに応えることが出来ます。特に海外で働く場合は、英語でのコミュニケーションが増え、海外の人との関わり方を学ぶことができます。現地で何かを手に入れたい場合は、現地の人に聞くのが一番です。これが出来るだけのコミュニケーション能力が養われます。
②信頼できるコネクションを世界に作る
コーヒー屋で会った日本人の方に、現地の大麻コミュニティを紹介してもらったり、現地の大麻農家を訪問して、大麻育成工程の一部を見せてもらったりと、海外ならではのコネクションを作ることができます。また、現地でサプライヤー候補やパートナー候補と直接顔を合わせることで、信頼関係が構築できます。
③抑うつからの開放によりパフォーマンスが向上する
心的飽和という言葉をご存じでしょうか?「同一の作業を反復することで、その行為を続ける意思を持たなくなること」を指します。仕事には、同じことを繰り返す側面があり、心的飽和が起きやすいと思います。仕事を辞める前に、飽きたら別の場所で働く という選択肢が取れれば、会社とWIN-WINの関係が築けます。こちらのサイトが面白かったので、心的飽和についてもっと知りたい方は飛んでみてください。
④大麻合法国で働くことで本場の商品や時流をリアルタイムで知れる
現在 (2023年5月11日)、 タイでは、バッズを加工した商品 (ベイプ、エディブル等) は規制されています。しかし、近年のうちに合法化するという話もあり、ディスペンサリーやクラブでは、裏メニューとして販売されてる場所も多いです。現地の商品の時流を把握することで、自分達が現地の大麻産業に参入できる機会を伺えます。特にタイでは、オーガニック商品が多いです。そういった商品を実際に使ってみることで、なぜオーガニックが人を惹きつけるのか少し分かりました。商品作りの参考になります。
今回のワーケーションでは、上記のメリットを得ることを目的として、行動を心がけました。特にタイでは、ナチュラルやオーガニックのプロダクトが多く、商品作りの参考になると感じました。
・タイの大麻の価格は240円/g 〜 4800円/g ほど ・タイの大麻の平均価格は2000円/g ほど |
タイでのワークスタイル
滞在していた期間は、2023年4月26日から5月30日の36日間です。ガチガチに予定を決めず、流れに任せて滞在時間を決めるタイプです。結果的に、以下の都市に滞在する事になりました。
移動日やゴールデンウィーク (GW) もあり、生活のリズムを作ることが最初の仕事でした。
3~5月のタイは暑期と呼ばれ、昼は40度近くなる日もあります。また、場所によっては蚊が多く、外気に触れながら仕事できる環境ではありません。エアコンが効いていて、集中できる環境を探すのが最初の仕事でした。東京のように、集中して仕事できる環境がいくらでもあることは幸せなのかも知れません。
日中にスコールがあれば、その後は涼しくなって外でもギリ働ける温度になりますが、やはり蚊には悩まされるので、室内の環境が必須になります。
ネット環境は悪くありませんでした。基本的に全てのカフェにWifiがあり、リモートでの会話は問題無く行うことが出来ます。一方で、映像は途切れることが多く、オンラインで顔を合わせる場合は支障が出るかも知れません。
タイに長期滞在したいか、したくないかという部分では、決断する事に難しさを感じます。今回は、チェンマイ、パーイ、プーケットの3都市に滞在しましたが、個人的にはパーイであれば長期滞在したいと思いました。都市の比較は別の記事にまとめようと思っています。
・タイ独自の品種 (タイスティック) は安く、輸入品は高い ・パーイで買った240円/gのタイスティックが美味かった |
タイでの仕事内容
GWを挟んで、何が何だか良く分からなくなりましたが、ワーケーションは仕事です。GW明けの平日5連勤でようやく目が覚めました。
パーイでは、Pai Coffee Studioというカフェがお気に入りです。エアコンが効いた室内で集中して作業しつつ、休憩時には外から見える山々を見つつタバコが吸える、最高な環境です。
この最高の環境で、勤務日は以下のような業務をしています。
①調香作業
ベイプやオイル等、カンナビノイド商品のレシピを作成します。商品制作に関する相談や、論文のリサーチ業務も行います。
②製造の補助
作成したレシピを実際に作る際にオフィスで製造業務を行うメンバーの補助をします。具体的には、作成したレシピを実際に作る際の疑問点を解決します。
③論文のコンテンツ化
効果効能の訴求に使える論文情報をまとめます。ChatGPTを駆使して論文を精査し、著作権に引っかからないように体裁を整えます。
今回は、チェンマイの大麻農家を訪問し、大麻畑や乾燥の様子を見学することが出来ました。人生初の経験なので、かなり興奮しました。家に招待して頂き、BBQをしながら大量のジョイントを吸って仲を深めました。その結果、カンナビノイド原料の抽出事業を共同で行える可能性が浮上しました。
・タイでは、個人で育てて売る、小さなディスペンサーが多い ・ディスペンサーでは、英語が話せるタイの若者が働いていることが多い |
今後の展望
出発前の自分に、今現在までにタイで起こったことを話しても、あまり信じてもらえないでしょう。海外渡航中に起こることは予測不可能で、カオスだと思いました。我々の立ち振る舞い1つで、結果はポジティブにもネガティブにもなり得ます。
今回は、LA在住歴が8年あり、英語と対人コミュニケーションが得意なメンバーとタイに来ました。コミュニケーションはメンバーに任せ、技術的な部分は自分が担当し、補い合えるメンバーと行動したことが功を奏したと思います。言語や国を問わず、人の信用を得るためには、円滑なコミュニケーションが必須です。自分一人では成し得なかったと思います。
また、滞在期間が36日と長めだった事も、良い方向に転んだと思います。同じ人に2~3回会うことで、より信頼関係を深めることが可能です。深い信頼関係を築く事で、新しい仕事の機会を得る可能性が高まると思います。仲良くしたいと思った人に2~3回会うための期間として、少なくとも3週間程度は滞在すると良いでしょう。何かしらの成果を上げる可能性が高まると思います。
一方、製造に携わる者として、製造から一時離れる事には多少の難しさを感じました。技術をオンラインで相談、共有することは思うようには行きません。同じ作業でも、普段の倍くらいは時間がかかります。製造者のワーケーションにおける課題だと思います。
その点、仕事がPCで完結する人や、大麻合法国で自律的に動く事が出来る人は、ワーケーションが適しているかもしれません。
自社ではグローバルに働きたい人を歓迎しています。この記事を読んで、私に向いているかもしれない と思った人は、弊社でワーケーションをするのは如何でしょうか?採用からの応募をお待ちしております。
・タイでは、大麻は世間的に広く受け入れられている訳ではない ・お寺で吸うのは警察案件らしい |
【最後に】 カンナビススタートアップで働きたい方を募集中!
業界の盛り上がりを見ると、今後大きな成長を描いていけるという確信を持っています。
しかし、現在のメンバーだけでは、お客さんの要望に対応しきれず、これ以上の変化を起こすことができません。
フルタイム・副業・インターンで手伝ってくれる方を募集中です。
・カンナビスという急成長市場の中で勢いのある仲間と協働できる
・「0 → 1」を作るスタートアップ文化を経験できる
・商品を製造して販売するまでを一気通貫で学べる
・世界を舞台に事業ができる
少しでも共感いただけましたら、ぜひ以下よりご連絡ください!
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